

『蜻蛉日記』は、大政治家の藤原兼家の妻として、波瀾に富んだ生涯を送った道綱母が、その半生を書き綴った王朝女流文学の代表作。結婚生活の苦しみ、夫兼家とその愛人たちへの愛憎の情念が、流麗にして写実的な筆致で描かれる。作品中の和歌は、一段の精彩を放っている。韻文と散文が互いに交響することで、物語に独特の陰翳を与えている。室生犀星の味わい深い現代語訳により、日本古典文学の豊穣な世界に、現代の読者を誘う。
王朝日記文学の代表作『蜻蛉日記』を、室生犀星の現代語訳で味わう。藤原兼家の妻道綱母が、その半生を書き綴った回想録。波乱に富んだ生涯を送った女性の愛憎の思いが、写実的な散文と流麗な和歌を交えながら、描かれる。
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