居酒屋の親父/杉山 実
関西の田舎町に住む、富田豊は嫁絹子と一人息子の隆史と幸せな生活を送っていたが、高校生の時に突然発病した隆史の難病の為、家族は離ればなれの生活を余儀なくされる。
やがて一人の生活に成った親子、東京に住む息子の将来を心配する豊、豊の楽しみは毎晩のお酒だった。
妻絹子は看病の心労で他界して寂しい豊、東京から田舎町に人探しに来る老舗和菓子屋の娘、静香に興味を持った。
誰もが認める超美人、静香は豊、隆史に興味を抱く、哀れみはやがて愛情へと変化してゆくのだった。
父と息子を同時に愛してしまう静香の葛藤、行政の不備に苦しむ家族を軸に物語は進みます。
※難病指定が最近少し緩和されている様です。
主人公が病気に成ったのが、この物語では2014年より約10年前の設定に成っています。
■□ 著者のプロフィール ――――――――――――――□■
兵庫県在住。
著作:
朝霧(ブックウェイ、2015年)
縁結(ブックウェイ、2015年)
今耳に風が囁く(ブックウェイ、2015年)
瞬きの偶然(ブックウェイ、2016年)
舞い降りた夢(ブックウェイ、2016年)
幻栄(ブックウェイ、2016年)
居酒屋の親父(ブックウェイ、2016年)
神々の悪戯(ブックウェイ、2016年)
紫陽花(ブックウェイ、2017年)
偶然の誘い(ブックウェイ、2018年)