肉の監獄(上巻)/マルムス

サイコレプシーの父親による、虐待、保険金殺人未遂の末、解離性同一性障害を患った丸山信也。

やがて成長していく中、父親の虐待から開放された彼の身に降り掛かるのは、自分に対する、もう一人の自分による虐待だった。

自分の中のもう一人の自分が、自分を殺そうとする苦しみ。

誰からも裏切られ、どうせ裏切られるなら、何もかもを裏切ってやれ、と天に唾を吐きかけながら彼は青春のど真ん中を歩いてゆく。

第一回、夢携帯小説大賞、純文学部門、大賞受賞作品

■□ 著者のプロフィール ――――――――――――――□■
昭和41年生まれ

平成22年頃より、小説サイト、Eエブリスタにて、本作品の執筆を機に、文筆を志す。

代表作に、「心霊よもやま話」「Shangri-la」「黄色いりんご」等があり、現在もEエブリスタにて、精力的に連載中

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