くわしいカラー解答付 建築構造力学演習問題II(たわみ角法・固定モーメント法・D値法編)/ 青木 敬

従来の不静定構造力学問題集とは大きく異なり、微積等の高等数学やマトリックス等を用いずに理解できるようまとめられています。(ただし、多元連立方程式を解くためのネットサイト利用やエクセル関数等の知識は必要)
そして、徹底的に解答を詳しくしました。全部で問題は30問ですが、解答はその約3倍の88頁もあります。分かる方には何度も同じ説明があり、煩わしく思うほどです。問題は、基本的な問題ばかりです。従来の問題集では易しすぎて載せなかったであろう問題です。それに、解答はカラーでさらに分かりやすくなっています。
しかし、当問題集の重要なポイントは、「同じ構造」を「別の解法」で解くということです。「たわみ角法」・「固定モーメント法」・「武藤D値法」で6種類の同じ構造体を解きます。そうすると、解法は違っても、理論通りなら、同じ答えにならなければなりません。しかし、実際は異なります。
それぞれの解法で誤差もあります。それで、それらを手計算で体験し各構造の特徴を修得することができます。そうすることによって、構造のセンスを磨けると感じています。
静定構造力学を終えられて、次に、不静定構造力学を学びたい方、高校・高専・専門学校・大学生等で不静定構造力学が苦手な方、構造設計に携わりながら、もう一度復習を兼ねて学び直したい方にお薦めです。

具体的な内容:同じ構造体(1層1スパン、1層2スパン、1層3スパン、2層1スパン、2層2スパン、2層3スパンラーメン)での「たわみ角法」「固定モーメント法」「武藤D値法」の問題と詳細解答

■□ 著者のプロフィール ――――――――――――――□■
青木 敬(あおき たかし)

1960年 神奈川県横浜市生まれ
1983年 職業訓練大学校 長期課程 建築科卒業
1983年 神奈川県奉職
 ○職業技術校等で建築系職業訓練指導員として、専門・就職指導
 ○元東部総合職業技術校(かなテクカレッジ)職業訓練指導員
2015年 神奈川県退職
2015年 A. B. S. M. スクール代表


A.B.S.Mスクール
構造計算のための構造力学 かけこみ塾
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