上級日本人英語論/佐々木 洋

日本の英語教育はこれまで初級-中級レベルの基盤構築としてその役割は果たした。グローバル社会が地球規模で展開、更に深化するなかで日本人も上級の英語力を身につける必要性が出てきた。著者の50年にわたる英語コミュニケーション通史から、これからの世代が必要とされる英語力を身につけるためのアドバイスを著作に書きました。
1対1の英語教室で行われる初歩的な英語習得では世界の若者たちとの戦いには勝てない。日本で生まれ育ち、英語を学んだ者で世界で一流所と対等以上に交渉するためのモデルとして、著者がアメリカは自動車王国のデトロイトを主戦場に世界を代表する自動車メーカ幹部はじめ、アメリカ最大の産業組合UAW(自動車労連)の幹部たちとの英語による交渉を再現することで、日本の英語学習者たちに向けての参考事例を提供した。
このレベルに達するために著者がこれまで身につけてきた英語交渉スキルを3つキーワードとして説明し、次世代の方が同じように身につけられることを希望するものです。
日本人が日本だけで英語を学んでもこのレベルに達成可能であると言うのが著者のアドバイスです。

■□ 著者のプロフィール ――――――――――――――□■
1951年宮城県女川町生まれ
1969年宮城県石巻高校卒
1973年東京外国語大学(英米語学科)卒

同年4月東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入社
1976年アメリカ現地法人勤務
1993年パキスタン(カラチ)支店勤務
1999年本社国際金融法人室長。

2003年12月自動車部品製造会社ユーシン入社。
2005年から2010年まで同社米国製造工場勤務(工場長)
その後インド転勤、インド製造工場の経営権獲得交渉に参画。

並行して100%日本出資の現地法人を立ち上げる。
2012年商社の大作商事に勤務、中国現地法人・アメリカ・
インドの拠点整備に参画。
2013年から政府のインド関連事業に参画、合わせて
次世代の英語上達法指南を個人的に進める。