新しい生産管理方法を開発し、企業での実証も済みましたので、本にまとめて出版しました。関連情報は下記Websiteにございます。
経歴、これまでの著書
http://www.tocken.com/comprofile.htm
開発の背景、もくじ、1章、2章、3章、4章
http://www.tocken.com/dpm_book.htm
生産管理を担当されている方々の多くのは、製造現場と営業(顧客)との間で、納期などの調整作業に苦労されているのではないでしょうか。中には精神的苦痛に耐えかねて転職した、という話も聞きます。
このような問題に対して「生産管理はこうあるべきだ」、、、「管理レベルが低いからだ」という論調が主流を占めているように思います。しかし、このようなアプローチでは問題をますます複雑にするだけではないかと思います。
問題の本質は、これまでの生産管理の方法が現実の生産ラインの特性と整合性が取れていないことにあります。
生産ラインの特性については驚くほど知られておりません。生産性(単位時間当りの生産数量)と追従性(需要変動への対応能力)の関係を正しく理解している生産技術者、生産管理者はどれほどいるのでしょうか。
生産ラインの特性はいたって簡単です。フロータイム(投入から完成までの時間)、生産率(単位時間当りの生産数量)、WIP(工程仕掛数量)の3つで特性の大部分は理解できます。
生産ラインの基本特性にみなさま方が現在行っている生産管理の方法を照らし合わせてみてください。どこが間違っているのか、どうすればいいのかなどの手がかりが得られるはずです。そして、動的生産管理の考え方を理解すれば、企業(工場)全体の生産管理のあり方の方向性もみえてくることでしょう。
■□ 著者のプロフィール ――――――――――――――□■(株)東芝にて生産設備の設計、その後ソニー(株)で、電子部品の設計・開発、工場管理、国内海外の工場立上げ、資材、営業の技術支援など幅広く経験する。
2004年3月 ソニー退社。その後(株)TOC研究舎を設立し、ソニーで経験したJITとTOCをベースとした企業支援活動に従事。
2005年4月 有志と日本TOC推進協議会を立上げ副理事長に就任。
2011年3月 同協議会を脱会。
2012年11月 (株)TOC研究舎を解散し、動的生産管理(Dynamic Production Management;DPM)の開発と普及を目的としてDPM研究舎(任意団体)を発足させる。
これまでの著書、執筆など詳しい情報は下記ホームページをご覧ください。
DPM研究舎ホームページ
http://www.tocken.com/