上田秋成の晩年 青空文庫POD(シニア版) 三省堂書店オンデマンド

出版社:インプレス青空文庫POD[NextPublishing]
著者名:岡本かの子
著者/岡本かの子

内容紹介

戯作者、上田秋成。どこに身内もない73歳、京都南禅寺に『鶉庵』を構え、「もう何もできぬ故、煎茶を飲んで死をきはめてゐる事じゃ」とここを最期の地と定めた。しかしなお妄執や後悔に心乱れ、安逸の境地にはほど遠い。

※ご注意:本書はインターネット上の図書館「青空文庫」を基に制作・印刷・製本した書籍です。青空文庫ではボランティアの方々により、原稿の入力、校正が行われています。本書の製作にあたっては、内容の改修や編集をせずそのままの形で書籍化しています。


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著者について岡本かの子(おかもと かのこ)[1889年-1939年]

東京都港区に生まれる。本名カノ。小説家としては「母子叙情」「生々流転」などが代表作。岡本太郎の母。跡見女学校卒。大貫可能子の名前で文芸誌に新体詩や和歌を発表している。漫画家岡本一平との結婚後、一平の放浪癖、同じ芸術家としての軋轢に悩み精神衰弱となる。相次ぐ子どもの死、学生との恋の後、仏教に救いを求め、その後は仏教研究家として知られる。小説家としての活動は晩年に集中している。死後に未発表作品が数多く刊行された。