【予約】大友克洋全集 OTOMO THE COMPLETE WORKS 第二期第3回配本 『AKIRA 3』+『Animation STEAMBOY Storyboards 1』【2025年9月2日頃発売予定】
【2025年9月2日頃発売予定】
※発売日以降、順次発送いたします。
※予約数上限に達し次第、受付終了とさせていただきます。
第14巻『AKIRA 3』、 第31巻『Animation STEAMBOY Storyboards 1』の2冊でのお届けとなります。
発売:講談社
発売日:2025年9月2日
OTOMO THE COMPLETE WORKS『AKIRA 3』 (9784065404676)
1984年、29―30歳の頃の大友克洋が制作し、月2回刊時のヤングマガジンに連載していた『AKIRA』の第29―42回(ヤンマガKC版2巻のp201から3巻のp167まで)を発表時のままの形で収録した、大友全集版『AKIRA』の第3集(全8巻)。
今巻も1―2巻の収録仕様を継承し、扉絵を含めた全てを出来うる限り連載時の状態に戻した「連載バージョン」にて刊行(※全集版『AKIRA』の企画意図や編集方針の詳細については『大友克洋全集No.12 AKIRA 1』の内容紹介文を参照)。
今巻でも貴重なカラーページを復刻し、連載時のまま収録しているが、意外と見過ごされがちなのが、その逆の「モノクロ復刻」。
例えばヤンマガKC版3巻・巻頭の「鉄雄がSOLのレーザー攻撃を浴びる見開きトビラ」を含む4ページは、連載時にはモノクロの原稿であったが、単行本化の際に新規描き下ろしのカラー原稿に差し替えられたため、元々のモノクロ原稿は単行本に収録されていない。
このようなページが本書では「モノクロ復刻」され、発表当時の形にて『AKIRA』を体験することができるのである。
これも「連載バージョン」ならではの“お楽しみ”のひとつだと言えよう。
全『AKIRA』ファン必見・必携の連載バージョン、お待ちかねの第3巻。
“LIVEな連載版『AKIRA』”を通して、歴史的作品が一話ずつ生まれる瞬間の衝撃と興奮にシンクロせよ!
※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第14巻
OTOMO THE COMPLETE WORKS『Animation STEAMBOY Storyboards 1』 (9784065408469)
2004年に劇場公開された映画『STEAMBOY(スチームボーイ)』は、大友克洋の原案・脚本・監督による“『AKIRA』以来の長編アニメ”作品である。
企画から公開まで、実に10年もの製作期間をかけた本作の、大友自身の手による膨大な量の絵コンテを、全2巻にまとめたものの第1巻が本書となる。
映画公開当時、ヤングマガジン編集部から全1巻・極厚780pのハードカバー本として『スチームボーイ 絵コンテ集』が刊行されたが、早々にレアアイテムと化し、その後はプレミア本となっていた。
今回は、それを2分冊化し、A5判だった判型を大友全集サイズに拡大した仕様にて新たに復刻。
A、B、C、D、E、E2の全6パートから成る本作の前半(A・B・Cパート全て)に加え、本書にて初公開・初収録となる“絵コンテの下描き”を100p近く追加収録した結果、前半部にあたる今巻だけで約500pという大ボリューム本となった。
アニメ『AKIRA』の絵コンテ集をご覧になった読者ならご存知のとおり、著者の絵コンテは決してラフなものではなく、設定も込みで描かれた極めて緻密で情報量の多いものであり、それ単体でも読み物としてのクオリティや密度を持ち、充分に鑑賞に堪える一個の「作品」である。
本書は『STEAMBOY』というアニメーションの構造を解き明かす資料であるとともに、紙の本で読む、もう一つの『STEAMBOY』本編でもあると言えよう。
なお、書名の「Storyboards(ストーリーボード)」とは「絵コンテ」の英語表記である。
※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第31巻