孟浩然全詩訳注 上 三省堂書店オンデマンド
出版社:ユニプラン
著者名:公庄博/アトリア/オフィスーT/阿部奈々美
孟浩然詩1〜104までを収録。 「春暁」の一節「春眠暁を覚えず」によって日本でも孟浩然は有名ですが、それ以外の詩を知っている人は殆どありません。
盛唐の有名な詩人であり李白や王維などと交流のあった孟浩然の詩を昔の日本人は好んで読みました。
しかし現在では高校や中学の教科書に載っている「春暁」しか知りません。
どうしてかと言えば現代語訳が無いからです。
訳された唐詩選に数首あるだけで、残念ながら他の翻訳が一切有りません。
孟浩然についての論文は幾つか有りますが、一首ずつ現代語訳を付された論文は、大阪大学の黒川洋一名誉教授のものだけです。
それも261首の孟浩然の詩の五分の一のみです。
他の論文では現代語訳をすることは少なく、なかには自分自身で現代語訳を一切せず、解釈は他の研究者に任せて孟浩然の詩の特徴を論じる論文さえ有ります。
このように、研究者たちが孟浩然の詩の素晴らしさを現代語に訳して世に広める努力を怠っているのでは一般の読者は孟浩然の詩を楽しむことが出来ません。
そこで本書はできるだけ多くの方々に孟浩然詩を楽しんで頂けるように全訳を試みました。
孟浩然詩261首の中には必ず皆さんが感動する詩が有るでしょう。
そんな詩を見つけるお手伝いが出来ることを目指して訳しました。
研究者の方々はもちろん、書家の方や詩吟愛好者の方にもおすすめいたします。