隼人物語 長編歴史小説 / 世路蛮太郎/著
「梅花の宴」に導かれる奇式縁とは・・・令和の時代に蘇る古代隼人。大和との因縁の中で隼人の若者の物語が綴られていく。史実は人の魂が命掛けで紡ぐものであるー 南九州の民、隼人と呼ばれた人々をこれほど慈しみ、描いた作品はなかった。<br> 古代隼人を慈しむこと・・・・それはこの国が作られつつあった時代と、そこに生きた人々を慈しむことでもあった。後世言われる薩摩隼人よりずっと昔、国を統べようとする大和との因縁の中で隼人の若者の物語が綴られていく、<br> 戦う隼人、勇ましい隼人ではない。ましてや未開人などでもない。古代社会で心を尽くしつつ生きた人間の気高さが、この国が国家として歩き出すための数々の因縁の下で誇りを失うことなく燃えさかる。<br>