心霊スポット考 現代における怪異譚の実態 / 及川祥平

「恐るべき出来事」が呼び起こす場所と記憶の文化「恐るべき出来事」が呼び起こす場所と記憶の文化<br>「心霊スポット」という言葉が、雑誌・テレビのメディアに使用され始めたのは1990年代前半。その後、「神奈川ジェイソン村」「新潟ホワイトハウス」「八王子首なし地蔵」など、「恐るべき出来事」が語られる空間=訪れる場所としての「心霊スポット」は、インターネットの普及とともに隆盛を極めていく。本書では、「心霊スポット」という「語り」が成り立つ前史を概観し、テレビやネットで展開される実態を調査する。また、「将門塚」や「八王子城跡」など現代でも語りつがれる「心霊スポット」を検証する。<br>及川祥平
アーツアンドクラフツ
2023年06月
シンレイ スポツトコウ
オイカワ シヨウヘイ
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