大邱の敵産家屋 地域コミュニティと市民運動 / 松井理恵
詩人の森崎和江が生まれたことでも知られる韓国第3の拠点都市・大邱。いまも残る「敵産家屋」(日本式住宅)を市民運動の拠点として活用し続ける人びとの肉声を拾いあげ、戦中〜戦後にいたる韓国現代史に位置づける試み。植民地期の遺産を逆手にとって。<br />---<br />韓国第3の拠点都市・大邱(テグ)。「たいきゅう」と呼称された日本の植民地時代、詩人の森崎和江が生まれたことで知られるこの都市の一隅では、いまも「敵産家屋」(日本式住宅)が、幾度かの修復を経て商店や町工場として保存され、活用されている。<br />数々の現地でのフィールドワークを通して、コミュニティや市民運動の拠点としてこれらの「家屋」を利用しつづける人びとの肉声を拾いあげ、戦中〜戦後にいたる韓国現代史に位置づける試み。<br /><br />本体2700円+悪税<br>松井理恵
共和国
2024年03月
テグ ノ テキサン カオク
マツイ リエ
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