わかりやすい共同海損 / 中田 栄一 著

海損精算人である著者が海上運送業界の実務担当者向けに、3千年以上続く共同海損制度の独特の仕組みと考え方を平易に解説した入門書共同海損制度とは、航海を共にする船舶と貨物を救うための費用や損害額、および航海を完遂するために必要な費用や損害額について、航海終了時の船舶や貨物の価額に応じて同じ比率で分担しあう仕組みをいう。<br>海上運送の世界に3千年以上続く、独特の古い制度であるが、今なお、航海を共にする貿易関係者間の衡平な利害調整に効果的な役割を果たしている。<br>船主、船舶管理会社、用船者、荷主、フォワーダー、海上保険会社、救助業者、海事鑑定人、海事弁護士など、これから海上運送業界の実務担当に従事する者に対して、共同海損の考え方から具体的な事例を踏まえた海難事故発生時の対応までを、日本語版と英語版でわかりやすく解説した、入門者必読の1冊である。<br>中田 栄一 著
保険毎日新聞社
2018年12月
ワカリヤスイ キヨウドウ カイソン
ナカダ エイイチ
/