未来派・飛行機・ダンス イタリアの前衛芸術における飛ぶ身体と踊る身体 / 横田さやか

未来派が予見した「人間と機械との融合」という進化が現実味を帯びる今、〈航空ダンス〉に結実する未来派の身体性を問い直す。1909年に創始された未来派芸術運動。近代科学の登場に鋭く反応したかれらは機械のダイナミズムが芸術のみならず人間をも更新することを夢想し、その究極として「人間と機械の融合」という、いままさに現実味を帯びる進化の形を見出した。バレエ・リュスなど同時代の舞踊との交差も視野に入れながら、マリネッティら未来主義芸術家が追求した革新的芸術と人間像を明らかにする。<br>横田さやか
三元社
2024年04月
ミライハ ヒコウキ ダンス
ヨコタ サヤカ
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