観客が生み出すアートマーケティング 芸術祭と地域をコミュニケーションでつなぐ / 佐野直哉
ソーシャルメディア(SNS)は、芸術祭や美術館などのマーケティングに欠かせない。しかし地域型芸術祭が「地域活性化」という言葉をまとい経済的効果を求められる現状にあって、無自覚にSNSを濫用するマーケティングは、かかわる人びとが注力してつくりあげる地域密着型の芸術祭に誤解を生じさせかねない。<br />マーケティングも「地域活性化」「地域再生」の言葉の意味を十分に理解と検証した上での戦略と施策であるべきだ。“思想なきマーケティング” が跋扈するアートプロジェクトや地域型芸術祭に一石を投じる意欲作。<br /><br />[本書で取り上げる芸術祭]<br />奥能登国際芸術祭/茨城県北芸術祭/さいたまトリエンナーレ/UNMANNED無人駅の芸術祭〈大井川〉<br>佐野直哉
水曜社
2025年04月
カンキヤク ガ ウミダス ア−ト マ−ケテイング
サノ ナオヤ
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