公園の木はなぜ切られるのか 都市公園とPPP/PFI / 尾林芳匡
公園の木が切られ、スタジアム、アリーナが起立する! 明治神宮外苑の再開発を初め、日本全国で、「公園の木が切られる」事態が続出しています。大阪、埼玉、東京、静岡などの実例を取り上げ、緑、公園への注目を喚起します。公園の木が切られ、スタジアム、アリーナが起立する!<br>明治神宮外苑に再開発計画が持ち上がっています。再開発により、外苑の樹木の大量伐採につながるのではないかと、各方面から批判の声があがっています。故・坂本龍一を初め、桑田佳祐、村上春樹らも反対意見を表明しています。<br>実は、このように、「公園の木が切られる」事態は日本全国で起こっています。それは、自治体、公共が市民のために公園を維持するよりも、「稼ぐ公園」へとシフトしているからなのです。そこには、「公園PFI」という手法を用いて、民間企業を取り込み、都市公園の民間化、産業化の動きがあります。大阪、埼玉、東京、静岡、長野、兵庫の実例を取り上げて、いちはやく「なぜ」をつきつけて、市民の憩いの場所である緑、公園への注目を喚起します。<br>尾林芳匡
自治体研究社
2024年06月
コウエンノキワナゼキラレルノカ
オバヤシ,ヨシマサ
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