袴田事件死刑から無罪へ 58年の苦闘に決着をつけた再審 / 小石勝朗

雪冤まで58年――死刑再審の経過を丁寧に追う<br>再審で無罪判決――袴田事件は1966年の事件発生以来58年ぶりに雪冤を果たした。第2次再審請求は2008年に提起され、紆余曲折をたどった。再審無罪までの審理の経過、袴田巖さんとお姉さんの雪冤の足跡、および支援者の活動を丁寧に追って、捜査や裁判の問題点を改めて検証する。再審法の不備をはじめ、50年以上前の死刑冤罪が現代に提起する教訓を浮き彫りにする。<br>小石勝朗
現代人文社
2024年10月
ハカマダ ジケン シケイ カラ ムザイ ヘ
コイシ カツロウ
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