版画芸術 見て・買って・作って・アートを楽しむ No.204(2024夏)
ミュシャ、ロートレックの作品を中心に、19世紀末のパリで興った華やかなグラフィックアート文化を紹介します。「ベル・エポック」とは、19世紀末から第1次世界大戦勃発までの間にパリで興った華やかな文化を指します。とりわけリトグラフの進歩によって制作可能になった色鮮やかなポスターが有名ですが、印刷技術の発達により雑誌や楽譜、商品パッケージ等、数多のものに”グラフィック”が積極的に用いられる時代の嚆矢でもありました。<br> 2024年はこの時代を取り上げた美術展が全国各地で多く開催されます。本特集ではベル・エポックを代表する二人の画家であるロートレックとミュシャを中心に、リトグラフの始まりの時代を築いた数多の作家による「グラフィックアート」の魅力を紹介します。<br>
阿部出版
2024年06月
ハンガ ゲイジユツ 204
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