句集 北落師門 / 黛 まどか 著
句集『てっぺんの星』以後10年ぶりの第8句集。俳句総合誌「俳句界」に2年間連載され、「道」「海」など父・黛執と同じテーマで詠み合った「親子響詠」より著者の句を多数収録。2012年の『てっぺんの星』刊行より10年。その間著者は、東北大震災の復興の地をたびたび訪れ、京都からは「京都×俳句プロジェクト」として日本文化を発信、平和の句を募集するなど様々な活動を行ってきました。俳句総合誌「俳句界」では父・黛執氏と共に「親子響詠」として同じテーマで10句ずつ連載、また執氏没後も俳誌「春野」にて執氏の詠み遺した句と同じ季語の響詠句を連載しました。その親子響詠句を多く含む400句を、神田昇和氏による装丁とレイアウトでお届けします。<br><br>ひたすらに雪を重ねて村眠る<br>只見線滴る山にまぎれけり<br>ちちははに遅れて浴ぶる落花かな<br>けさ秋の空の青さを言ひ合へる<br>白鳥の帰りゆく地を思ひをり<br>黛 まどか 著
文學の森
2022年07月
クシユウ ホクラクシモン
マユズミ マドカ
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