踊れ始祖鳥 / くろだたけし

ナナロク社主催「第2回 あたらしい歌集選考会」で、木下龍也 選となった著者による第一歌集。ナナロク社主催「第2回 あたらしい歌集選考会」で、木下龍也 選となった著者による第一歌集。<br /><br /><br />【本書より5首】<br />踊ってるところを石にされちゃって始祖鳥なんて呼ばれています<br />なだらかな坂をだらだらのぼるうち忘れるはずと思われている<br />生きている者が死ぬのを待っている土はそういう役割だから<br />ちょうどいいカバンが欲しくなるたびに間違いがちな僕の大きさ<br />奪いあうボールに触れることもなく離れて立っていても少年<br /><br /><br />【帯文:木下龍也】<br />くろださんは穴の入口で世界を見つめている。<br />穴の底から僕は言う。<br />くろださん、そこからどんな風景が見えますか、<br />これからどんな風景を見ますか、<br />できればその目を、僕にください。<br /><br />【装丁:名久井直子】<br>くろだたけし
ナナロク社
2023年06月
オドレ シソチヨウ
クロダ タケシ
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