草莽の防人歌 万葉のわだつみの声をきく / 山口 博 著

その多くが「国に徴兵された農民」という草奔の民であった防人。防人歌からは、戦と直面しつつ愛する者の未来とわが身を憂う生の声が聞こえてくる。今も変わらぬ悲哀と郷愁と慕情 今こそ防人の歌をきけ戦地に赴く兵士たちの生の声<br />その多くが「国に徴兵された農民」という草奔の民であった防人<br />日常を捨て遥かセンチに赴く姿に、第2次世界大戦時の我が国の兵士たちは自身を重ね、心を慰めたという<br />防人歌からは、戦と直面しつつ愛する者の未来とわが身を憂う生の声が聞こえてくる<br />今も変わらぬ悲哀と郷愁と慕情 今こそ防人の歌をきけ――<br>山口 博 著
海鳥社
2020年08月
ソウモウ ノ サキモリウタ マンヨウ ノ ワダツミ ノ コエ オ キク
ヤマグチ ヒロシ
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