すぐ忘れる日本人の精神構造史 民俗学の視点から日本を解剖 / 新谷尚紀
なぜ日本人はすぐに忘れてしまうのか?物事を曖昧に進めてしまうのか?日本の歴史、慣習の積み重ねを知り、日本人の欠点を超克せよ!いくら外国を真似ても、結局日本人は日本人!<br><br>生活が苦しくても「しかたがない」と我慢する、責任追及をせず問題点をふわっとさせたまま何となく進み、やがて忘れる――そんな日本人の思考や行動の傾向性は「稲作を土台に、律令制+荘園制+武家政権の時代」を経て培われてきたといえる。本書では日本の歴史の経歴、慣習の積み重ねを民俗学の視点から歴史を追跡することで、どうやってそのような日本人が育まれたのかを知り、これからの社会のあり方、日本人のあり方を考える。<br><br>日本にあるのは「宗教」ではなく「信仰と学問」、「民主主義」や「人権」の理解は欧米とは異なる日本流、明治政府の体制は西洋化のと思いきや古代律令国家の体制の復活、など、いわゆる「日本史」を通して学ぶだけでは見えない視点が、民俗学の視点を通すことで浮かび上がってくる。<br>新谷尚紀
さくら舎
2024年02月
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