虐待の子だった僕 実父義父と母の消えない記憶 / ブローハン聡 著

婚外子、無国籍、義父からの虐待、施設での日々、最愛の母の死……帰る場所のない嵐のような人生!過去の記憶と厳しい現実、どう脱却するか!<br><br>現在は社会的養護活動を行う著者の、30年分とは思えない嵐のような人生の告白。婚外子、無国籍、義父からの虐待、児童養護施設での日々、最愛のフィリピン人の母の死、日本人の実父や義父への憎悪、就職先でいきなり背負わされた多額の借金、孤独、周囲の応援の重圧、信頼できる大人たちとの出会い、「家族」への憧れ、義父との再会――。<br><br>「母に危害が及ぶのが怖くて、虐待されていることを誰にも言えなかった」「施設に入って寂しくなるということはなかった。それまでもずっと孤独だったから」「施設は虐待されない安心・安全な場所。帰る場所がなくなる、施設退所後のほうが大変だった」と語る当事者ならではの言葉の数々。傷を負った子どもは、どのように過去を糧にし、どんな社会を思い描いて進むのか。世の中にいる、無数の虐待被害者・社会的養護経験者の声も届ける。<br>ブローハン聡 著
さくら舎
2021年10月
ギヤクタイ ノ コ ダツタ ボク
ブロ−ハン サトシ
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