フランス大使の眼でみたパリ万華鏡 / 小倉和夫

パリに赴任した日本大使が、ヨーロッパの人々との外交・生活の中で見出したものとは?<br>第1部は、2000年1月〜01年12月の2年間、フランス駐在日本大使としての“駐在日記”。文学や絵画、音楽、食、ワイン等のフランス文化に囲まれつつ、パリの人々、パリを訪れる人々と交流し、フランスに“日本”を紹介するという様々な“外交”公務から、日仏の感覚の相違に気づき、相互理解に尽力する日々が描かれる。<br>第2部は、大使の職務を離れ、個人的にパリの街を徘徊した“パリ文学散歩”。永井荷風、島崎藤村、横光利一、与謝野晶子、岡本かの子、林芙美子……かつてパリに滞在した日本人文学者たちの足跡を追い、彼らの文学に落としたパリの影を想い、自らの体験と重ねあわせる。<br>小倉和夫
藤原書店
2024年02月
フランス タイシ ノ メ デ ミタ パリ マンゲキヨウ
オグラ カズオ
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