デザインに哲学は必要か / 古賀 徹 編
デザインと哲学の共通点は何か。デザインだからこそできるアプローチは何か。デザインはどんなふうに世界を変えてゆくのか。哲学者、デザイナー、編集者、介護の現場に生きるNPO法人代表者ら、9名の著者による論考集。デザインは、身体の身振り、行為の無意識を意識化し、技術と人間の関わりを観察する。哲学は物事の前提を疑い、根本から考え直し、既存の世界観や人間観の枠組を問い直す。ではデザインと哲学の決定的な違いは何か。デザインは具体物を制作する。それは実践を通して世界と人間のありさまを具体的に認識する行為である。すべてのデザインは、世界を新しく解釈する理論的実践のプロセスなのだ。<br>古賀 徹 編
武蔵野美術大学出版局
2019年03月
デザイン ニ テツガク ワ ヒツヨウ カ
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