詩に問われ、詩にみちびかれ / 本多寿/著

言葉の持つ力はどこまで信じられるか。<br />詩が内蔵する言葉を超えたものが腑に落ちるまで繰り返し読む。世界中が戦争の危機に立たされている今、私たちに何ができるのか。詩を読むことを通して、読者に鋭く迫る。<br /><br /><br />今、世界は未来を侵食する戦争、差別、難民などともに増大する経済格差社会。その不条理の世界で孤独に耐えてつむがれた詩は、窮地に立ちながらも自らを励まし、奮い立たせる問いを発している。これらの詩が多くの人々に共有され、新たな問いに目覚め、覚醒にみちびかれることを願うばかりである。<br />本書あとがきより<br>