リリカル・アンドロイド 歌集 / 荻原 裕幸 著

短歌をこころから楽しんだ季節の記録<br />かつてニューウェーブと呼ばれ、暴走と迷走を繰り返した日々を経て、しばらくは短歌に苦しめられてもいましたけれど、四十歳を過ぎた頃、ふたたび蜜月とでも言いましょうか、書くことが楽しくてしかたない季節がやって来ました。(あとがきより)<br />「ニューウェーブ短歌」を牽引した一人、荻原裕幸による、19年ぶりの第6歌集。<br /><br /><br /><br />さまざまな境界線が滲み合い、交差する中で<br />あふれ出すのは不可逆的かつ永遠的な「いま」の抒情だ。<br />矛盾と異化を含んだ梅の花の心地良い香りに誘われて、<br />荻原裕幸は今日も現代短歌の〈夢〉をリリカルに完食する。<br />濱松哲朗<br /><br /><br /><br />荻原さんの今までの歌集のなかでいちばんいいと思います。<br />平岡直子<br>荻原 裕幸 著
書肆 侃侃房
2020年04月
リリカル アンドロイド
オギハラ ヒロユキ
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