サイレンと犀 / 岡野 大嗣 著

命を見据えて現代を探る<br />見なければ、考えなければ、どうってことなく過ぎていくものばかりである。<br />しかし、書かずにはいられない。<br />東 直子(解説より)<br /><br /><自選短歌五首><br />もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい<br />ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる<br />河川敷が朝にまみれてその朝が電車の中の僕にまで来る<br />そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき<br />つよすぎる西日を浴びてポケットというポケットに鍵を探す手<br /><br>岡野 大嗣 著
書肆 侃侃房
2014年12月
サイレン ト サイ
オカノ ダイジ
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