斎藤茂吉−声調に見る伝統と近代 / 田中 教子 著

長谷川郁夫氏(文芸評論家)推薦の辞<br>すぐれた歌人がすぐれた鑑賞家、批評家であるのはいうまでもない。医学を通じて西洋近代科学思想の最前線に触れた斎藤茂吉は、自らの批評文に科学用語を頻用、それを活かした。ゆらぎ、屈折、波動など。これらの語が日本語の文脈のなかにいかに咀嚼され、どのように血肉化したか。その過程を丹念に辿って、茂吉特有の言語空間の真髄に迫った著者が一級の歌人への途を踏み出したことを喜びたい。<br>田中 教子 著
作品社
2019年07月
サイトウ モキチ セイチヨウ ニ ミル デントウ ト キンダイ
タナカ ノリコ
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