生物の科学遺伝 Vol.78No.2(2024MAR.)
2021年ノーベル生理学医学賞を受賞したTRPチャネルとpiezoチャネル、その機能・構造と感覚への関与の研究の最前線を解説特集:温度・機械刺激受容の最前線<br>温度・機械刺激による感覚研究は,そのセンサーの分子実体が明らかでないために進展が遅れていたが,2021年のノーベル生理学医学賞の対象であるTRPチャネル,piezoチャネルの発見によって大きく進んだ。<br>その機能は感覚神経にとどまらず,身体中の細胞が温度や機械刺激を感知しながら生存していると考えられるようになっている。<br>本特集ではTRPチャネル,piezoチャネルの機能・構造と感覚への関与の研究の最前線について,ノーベル賞受賞の鍵となった論文の共同研究者(筆頭著者)である富永真琴先生ご監修のもと,研究者たちが分かりやすく解説する。<br>また今回から始まる新連載「日本列島の多様な淡水生物 その進化と保全」ほか各連載も必見(「大学初年次における生命科学実験」「実験観察の勘どころ」「高校生物・ワクワク宣言!!」「シゴト×セイブツ」「植物を集める!!」)。<br>
エヌ・ティー・エス
2024年03月
セイブツ ノ カガク イデン 78 2
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