バサラオ / 中島かずき

「流れた血の分だけ狂い桜は咲き乱れ、この俺は美しくなる」<br />幕府と朝廷、権力争いに揺れる戦乱の世。幕府密偵をやめ、逃亡していたカイリは、狂い桜の下で女たちを従えて“バサラ”の宴をするヒュウガと出くわす。幕府に同じ敵がいることを知る二人は手を結ぶが、ヒュウガの真の狙いは美しい顔を武器に天下を取ることだった…。ヒュウガとその美貌に翻弄される人々の謀略の応酬と裏切りの連続。”バサラ”の宴が今、幕を開ける――。<br>中島かずき
論創社
2024年07月
バサラオ
ナカシマ カズキ
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