植物たちの不埒なたくらみ / 稲垣栄洋/著

植物は「食べさせて殖える」のが大得意。イネは日本人を改良し、トウモロコシは宇宙からやってきた? 身近な草花、作物の壮大な物語すべては〈世界征服〉のためだった!?<br>この生きざま、知れば知るほどスリリング!<br><br>動けない植物の常套手段、<br>それは、「食べさせて殖える」こと。<br>疲れると飲みたくなるコーヒーも、<br>食べると手がとまらないチョコレートも……<br>見慣れた日常の風景の裏側に隠された<br>「植物たちの知られざるたくらみ」に迫る本。<br><br>◇「栽培している」つもりが「下僕」に?<br>◇「人の支配」から逃走して野生化<br>◇ 植物と鳥たちの間で交わされた「サイン」<br>◇ 動けない植物の「防衛手段」<br>◇ こうして人は「糖の甘味」の虜になった<br>彼らが張り巡らしている“戦略”とは……<br><br>「殖えるため」「版図を広げるため」なら、なんでもあり。<br>耳をすませば、植物たちの高らかな笑い声が聴こえてくる――?<br>