自分の生を編む 小原麗子詩と生活記録アンソロジー / 小原麗子/著 大門正克/編・解説

岩手農村から女性と戦争について発信する岩手の詩人にして思想家である小原麗子は、毎年「千三忌」を営み、戦死した息子の墓を路傍に建てた母の「二度と悲惨な戦争を繰り返すまい」との強い思いを語り継ぐ。戦中「国と夫に詫びて死んだ」姉、農村から、とりわけ女性・人の生き方を「書くこと」で問う。<br>