コミュニティケア 訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ Vol.27/No.9(2025−9)
「中堅訪問看護師」の役割、必要な経験・能力を明らかにし、主体的な学びと教育支援に取り組む現場からの報告を紹介します。日本訪問看護財団が2025年春に公開した「訪問看護師のための生涯学習ガイド(Ver.1)」では、人口減少・超高齢社会が進展する2040年を見据えて、急速に変化する社会動向に主体的に向き合える中堅層の人材育成を重視しています。在宅療養者に質の高いケアを提供していくために、さまざまな他職種や社会資源などとの幅広い連携が欠かせない現在の訪問看護では、必要なリソースをケースごとに生かしながら柔軟にリーダーシップを発揮できる中堅訪問看護師の育成がとても重要になっているのです。<br><br>そこで本特集では、病棟看護師と比較して成長過程やキャリアとしての定義が曖昧な「中堅訪問看護師」の存在に焦点を当て、訪問看護ステーションにおけるその役割と成長に必要な経験・能力を明らかにした上で、主体的な学びと教育支援を行うための環境づくりに取り組む現場からの報告をご紹介します。<br>
日本看護協会出版会
2025年08月
コミユニテイケア279
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