記憶の櫃 / 水野千依
イメージの臨界へ──。キリスト教文化を彩る多様なダイアグラムを読み解き、図像の歴史人類学に新たな扉を開く渾身作。「形象は思考を導き、人間の、文化の、歴史の(無)意識を可視化する」──。キリスト教文化のなかで「形象」はいかに息づいていたのか。画僧フラ・アンジェリコの作品を手がかりに、霊的修養、視覚的聖書註釈、幻視や予言などに関わる多彩なダイアグラムを解読。「芸術」のあり方を鋭く問い直し、イメージの歴史人類学に新たな扉を開く。『イメージの地層』(サントリー学芸賞ほか受賞作)以後の探究の到達点。<br>水野千依
名古屋大学出版会
2026年01月
キオクノヒツ
ミズノチヨリ
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