近代チベット政治外交史 清朝崩壊にともなう政治的地位と境界 / 小林亮介

東アジア国際秩序の転換期におけるダライ・ラマ政権の模索と、現代に至るチベット問題の起源を、政権中枢の文書を中心に多角的に究明した画期的成果。仏教を介して中国と特別な関係を結び、広大な領域を治めたダライ・ラマ政権。東アジア国際秩序の構造転換を前に、彼らは勢力を維持すべくいかに行動したのか。そこで主張された「独立」「自治」の意味とは何か。現代に至るチベット問題の起源を、チベット語を中心とする多元的な史料にもとづき究明した画期的成果。<br>小林亮介
名古屋大学出版会
2024年03月
キンダイ チベツト セイジ ガイコウシ
コバヤシ リヨウスケ
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