インテンシヴィスト Vol.14No.4(2022)

多職種連携は,従来のように特定の職種や個々の能力へ頼るのではなく,各職種の強みを活かしつつ職種を超えて連携・協働することによりタスクを遂行する新たな働き方のスタイルです。さまざまな職種による多面的な視点や介入をもたらし医療の質や安全性を向上させるだけではなく,医療費削減や医療者間でのタスクシェアから働き方改革へもつながることが期待されています。  すでに,ICUで働く多くの医療者は無意識のうちに多職種連携を実践しています。その一方で,ICU多職種連携の意義や体制構築を,具体的な目標まで十分に理解したうえで実践している医療者は少ないのではないかと推察します。集中治療医が主導するICU多職種連携は患者(家族)のみならず多くの医療者へ福音をもたらす可能性があり,ICU多職種連携をより具体的なビジョンをもって実践できるように本特集を企画しました。<br>
メディカル・サイエンス・インターナショナル
2022年10月
インテンシヴイスト 14 4
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