メアリ・ウルストンクラフトとフランス革命 文明に未来はあるのか? / 清水和子
フェミニズムの先駆者メアリ・ウルストンクラフトのフランス革命論。庶民と貧民を切り捨てて進む政治に反発し、人権を確立することの重要性を説く。革命を契機に文明の未来を考える思想家へ変身していく過程を描く。フェミニズムの先駆者であるメアリ・ウルストンクラフトによるフランス革命論。保守派のエドマンド・バークは革命に批判的であったが、メアリは、バークの説くようなエリートによるエリートのための政治が庶民と貧民を切り捨てて進んでゆくことに反発し、新たな文明は人権を確立できなければ実を結ばないと考えた。本書は、革命に触発されて彼女が大きく成長し、一国の文学者からヨーロッパの未来を考える思想家へと変身した過程を生涯にわたって描く。<br>清水和子
有限責任中間法人 京都大学学術出版会
2025年12月
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