変動帯の文化地質学 / 鈴木寿志

地震や火山などの災害と隣り合わせで生きる日本人にとって,地質は自然環境のみならず精神文化の基盤としても相即不離な存在である。石材利用、信仰、文学、観光、教育との関わりまで、日本の地質文化を多彩な視点で描き出す。すべては,地質の上に成る??。地震や火山などの災害と隣り合わせで生きる日本人にとって,地質は自然環境の基盤としてのみならず精神文化の基盤としても相即不離な存在である。環状列石や城郭石垣の材料として,仏教や自然崇拝の信仰の対象として,文学の題材として,観光・教育のテーマとして,様々な形で日本人の精神文化を築いてきた石の文化を,地質学の視点で描き出す。<br>鈴木寿志
有限責任中間法人 京都大学学術出版会
2024年03月
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スズキ ヒサシ
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