自然に倣う広葉樹の森づくり よみがえる山里 / 清和研二

今、日本中の広葉樹林は再び太くなり、伐りはじめられている。<br><br>しかし、我々は本当の森の姿を知らない。<br>本来の日本の広葉樹林は、さまざまな樹種が混ざり合う多種共存の森だ。<br>時に針葉樹とも混ざり合う巨木の森だったのである。<br>広葉樹の森づくりでは、全層間伐と天然更新で地域固有の多様性をもつ巨木林をめざす。<br><br>樹木の寿命に合わせ、数百年にわたり利用しながら、年々大径化していく木々は、<br>数世代にわたり山里の人びとの暮らしを支えていくだろう。<br><br>森の恵みをていねいに引き出しながら、<br>森と山里を真の意味で豊かにする森づくりと林業のあり方を提案する。<br>清和研二
築地書館
2025年08月
シゼンニナラウコウヨウジユノモリズ
セイワ,ケンジ
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