保持林業−木を伐りながら生き物を守る / 柿澤 宏昭 他編
大規模実験、世界での先進事例、施業と森林生態の考え方など、生物多様性の維持に配慮しかつ林業が経済的に成り立つ保持林業を紹介。戦後造林された人工林を生産林としてどのように管理していくべきか。<br>オリンピックを契機として森林認証が注目されるなか、<br>環境に配慮した伐採をどう進めるかがクローズアップされている。<br>だが、生物多様性の保全に配慮した施業のガイドラインは存在しない。<br>本書は、欧米で実践され普及しつつある、<br>生物多様性の維持に配慮し、かつ林業が経済的に成り立つ「保持林業」を紹介する。<br>保持林業では、伐採跡地の生物多様性の回復のために、<br>何を伐採するかではなく、何を残すかに注目する。<br>北海道道有林で行っている大規模実験、世界での先進事例、<br>施業と森林生態の考え方、必要な技術などを解説し、<br>生産林でありながら、美しく、生き物のにぎわいのある森林管理の方向性を示す。<br>柿澤 宏昭 他編
築地書館
2018年11月
ホジ リンギヨウ キ オ キリナガラ イキモノ オ マモル
カキザワ ヒロアキ
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