洛中洛外図屏風歴博甲本 絵になる都 / 泉万里

国立歴史民俗博物館所蔵の洛中洛外図屏風(通称・歴博甲本)は現存最古の洛中洛外図屏風である。天下泰平にはまだ遠い十六世紀前半の絵画だが、そこに描かれたのは、祇園会も滞りなく行われ、洛中を歩く人々の足取りも軽い平穏息災な都の一年である。この歴博甲本の特質を絵画史の視点から捉え直す。<br>泉万里
中央公論美術出版
2025年03月
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イズミ マリ
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