現代語訳大正名器鑑 長次郎・光悦 ノンコウ・仁清編 / 高橋義雄
高橋箒庵が日本製陶上の四大家とした長次郎・ノンコウ・光悦・仁清の計85点の茶碗を、写真とともに読みやすい現代語訳で紹介する。天正年間〔一五七三〜一五九二〕以来現在に至るまで三百五十年間における日本製陶上の推奨すべき四大家として、箒庵は『大正名器鑑』第九編に、樂焼初代長次郎〔生没年不詳〕の名物を挙げ、次に樂焼三代「ノンコウ」こと道入〔一五九九〜一六五六〕の作品を収録。さらに本阿弥光悦〔一五五八〜一六三七〕、野々村仁清〔生没年不詳〕の傑作を掲載した。かの中国・朝鮮等より輸入された点茶茶碗はこの四大家の意匠・手腕により形状、釉味、雅致、気韻で優に原作を凌駕し世界無比の名品と言われるまでに改善・向上させられている。長次郎茶碗33点、ノンコウ茶碗24点に加えて、光悦 茶碗19点、仁清茶碗9点、計85点を写真とともに読みやすい現代語訳で紹介する。<br>高橋義雄
宮帯出版社
2025年07月
ゲンダイゴヤクタイシヨウメイキカンチヨウジロウノンコウコウエツニンセイヘ
タカハシヨシオ
/