レシタティフ / トニ・モリスン

読者の心を否応なしに暴く――ノーベル賞作家、トニ・モリスンが唯一書き残した実験小説彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読者である――<br><br>施設で同室になったトワイラとロバータは、白人と黒人の二人組で「塩と胡椒」と呼ばれていた。<br>月日が経ち、二人はダイナー、スーパー、デモ集会、レストランで四度再会する。<br>二人が共有する記憶と彼女たちについて、何が正しいのだろうか? <br>ノーベル文学賞作家、トニ・モリスンが唯一書き残した実験小説。<br>大好評「I am I am I am」シリーズ第五弾。解説:ゼイディー・スミス<br><br><br>二人の少女はこの世の誰も知らないことを知ってた――質問をしないこと。信じなきゃいけないことは信じること。<br>ずけずけと訊かずに広い心で接するのは、気遣いでもあった。<br>あなたのお母さんも病気? ううん、一晩中踊ってるの。<br>ふうん――そして、わかった、といううなずき。(本文より)<br>トニ・モリスン
晶文社
2025年12月
レシタテイフ
トニモリスン
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