子規に至る 十九世紀俳句史再考 / 秋尾敏

俳句は子規により、江戸期の「月並」俳諧を否定して確立されたと考えられてきたが、子規ほどそれらを徹底研究した人はいない。江戸・幕末から明治にかけての俳句史を連続性の下に見て、「国学」という当時の世界観を軸に書き直そうとする画期的試み。<br /><br />・従来、江戸と近代(明治)は別々に考察されてきたが、「十九世紀」という枠組みを設けることで、連続性と新しさが見えるようになった。<br>秋尾敏
新曜社
2025年03月
シキ ニ イタル
アキオ ビン
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