万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典 新装版 / 品田 悦一 著
私たちは「万葉集」についてどういうイメージをもつだろうか。大多数の人にとってそれは、「天皇から庶民まで」が「質朴な感動を雄渾な調べで真率に表現した」、日本民族が誇る国民歌集というものではなかろうか。著者は、万葉集についてのこの強固なステレオタイプのイメージはいかにして出来上がったかを問い、 古典が明治近代の国民国家の文化装置として成立したことを、文学史を博捜して緻密な論理で跡づける。<br>品田 悦一 著
新曜社
2019年05月
マンヨウシユウ ノ ハツメイ シンソウバン コクミン コツカ ト ブンカ
シナダ ヨシカズ
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