古式ムエタイ見聞録 / 伊藤武

タイの国技ムエタイ。そこには知られざる前史があった。戦乱の中で生まれた戦闘技術をスポーツ化したのが現在の姿。ならばその起源とは。長年東南アジアを旅し「古式ムエタイ」を学んだ著者がその真の姿を明らかにする決定版。「立ち技最強」といわれるタイの国技ムエタイ。そこには数百年にわたる知られざる前史があった。絶えざる戦乱の時代、他国の侵攻に対抗するために戦場でみがかれた戦闘技術は、一瞬で人体を破壊する投げや関節技など、極めて危険で実戦的な技を含んでいた。危険な技を制限しスポーツとして体系化したのが現在の姿である。ならばその「起源」とは──。<br>インド古代叙事詩『ラーマーヤナ』、ルゥシー(仙人)、英雄ナレースワン、アユタヤの地を跳梁するサームーレイ(サムライ)……伝説と歴史の闇の奥に見え隠れする武技をつないだ人々の姿。長年東南アジア諸国を放浪し、実地で「古式ムエタイ」を学んだ著者がその真の姿をあきらかにする決定版。<br>伊藤武
新泉社
2024年04月
コシキ ムエタイ ケンブンロク
イトウ タケシ
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