検証・新しいセーフティネット 生活困窮者自立支援制度と埼玉県アスポート事業の挑戦 / 駒村 康平
生活保護制度では救い切れない「社会的孤立や排除」に対応するために設置された生活困窮者自立支援制度。その前身となる埼玉県アスポート事業を検証し、新たなセーフティネットである困窮者制度の現状と課題を明らかにする。独居老人、非正規雇用者、長期化したひきこもり、未婚の団塊ジュニア、介護離職した中高年失業者・・・・・・。<br>現代社会が抱える「社会的孤立や排除」の問題は、経済的困窮=貧困というくくりでは救えない。<br>そうした生活困窮者を救うために制定されたのが「生活困窮者自立支援制度」である。<br>本書では、この制度の前身となる埼玉県のアスポート事業(学習支援、就労支援、住居支援)を実施データをもとに検証し、生活困窮者が抱える様々な問題を明らかにするとともに、新たなセーフティネットである生活困窮者自立支援制度の現状と課題を明らかにした。<br>高齢化社会、人口減少と財政赤字という三重苦を抱える日本の社会保障制度が進むべき方向性について検証している。<br>駒村 康平
新泉社
2019年04月
ケンシヨウ アタラシイ セ?フテイ ネツ
コマムラ,コウヘイ
/