物理学講義 量子力学入門−その誕生と発展 / 松下 貢 著
初学者を対象に、科学の歴史をたどりながら、量子力学の世界をスモールステップでひもとく入門書。 量子力学とは、私たちの直観が通じないミクロな世界の現象を、どのようにとらえ、どのように考えるのかについての学問分野である。本書は、初学者にはわかりにくい量子力学の世界を、おおむね科学の歴史を辿りながら解きほぐし、量子力学の誕生から現代科学への応用までの発展に沿って丁寧に紹介した入門書である。<br> 他書で多く見られるように、初めから量子力学が出来上がったものとして解説するのではなく、量子力学がどうして必要とされるようになったのかをスモールステップで解説することで、量子力学と古典物理学との違いをはっきりと浮き上がらせ、初学者が量子力学を学習する上での“早道”となることを目標にした。<br> なお、量子力学の既習者には、かつての物理学者が古典物理学の範囲内でどのように格闘したかを学習することで、物理学一般の復習と理解にも繋がるであろう。<br>松下 貢 著
裳華房
2017年07月
ブツリガク コウギ リヨウシ リキガク ニユウモン ソノ タンジヨウ
マツシタ ミツグ
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