山とけものと猟師の話 / 高橋 秀樹 著

植林や作物を食い尽くす害獣として今や駆除すべき対象の鹿や猪。山と里の狭間で何が起きているのか。静岡県内各地に猟師を訪ね歩く。シカやイノシシが全国で増え続けている。山奥から里山へと生息範囲を広げ、植林された杉、ヒノキの樹皮から貴重な山野草、畑の農作物まで食い尽くす害獣として、人間にとって今や駆除すべき対象だ。豊かだったはずの列島の自然、生態系、そして人々の暮らしに明らかな異変が生じ、しわ寄せはどこよりも過疎地域に暗い影を落としている。山と里のはざまで一体何が起き、それはどこへ向かうのだろう。著者は答えを求め、地元の静岡県内各地に猟師を訪ね歩く。けものと対峙する現場、最前線から見えてきたものとは…。<br>高橋 秀樹 著
静岡新聞社
2020年06月
ヤマ ト ケモノ ト リヨウシ ノ ハナシ
タカハシ ヒデキ
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